インターネットコラム Winny注意報!ファイル共有ソフト仕組み対策
ノミでもわかるインターネット
Winny注意報!自分のPCは大丈夫?
ここ最近、特にお騒がせな『Winny』
使った事の無い方でも、ソフトの名前は耳にする機会も多くなっていると思います。
  • 公的機関からの機密情報流出
  • 学校からの成績などの個人情報流出
  • 市町村からの個人情報流出
  • 企業からの個人情報流出
  • 個人からの個人情報流出
などなど。大事な情報が入ったPCにWinnyインストールして、ファイル交換→ウイルス感染ってシャレにならないですよね。
今回はお騒がせWinnyを取り上げてみようと思います。
 Winnyはファイル共有ソフトです。
「ファイル共有ソフトって何?」
ネット上で他の人と自由にPC内のファイルを共有できるようにする為のソフトです。P2Pを利用して簡単に他人とファイル交換が可能になってます。
 P2P(ピアツーピア)
P2Pって何それ?
【ヒント】WinnyはこのP2Pを利用しています。
これだけじゃ分かりにくいかもしれませんね。
【答え】P2P=PC同士を直接つなげる事のできる接続方法です。例えば、通常ファイル交換などをしたい場合は、直接メールなどでやり取りするか、サーバを立ち上げてサーバ経由でファイルのやり取りをするしかありません。ところが、このP2Pという接続形態であれば、わざわざサーバを立ち上げる事もなくお互いに直接PCからPCへとファイル共有が可能になります。
Winnyユーザはソフトを介して、みんながつながっていると言う事です。
 自分のPCの中身が全部公開されてるの?
ソフトを使用しているからといって、自分のPCが丸見えになるわけではありません。従来のP2Pソフト同様『共有ファイル』を作成して、そこに入っているデータを『公開ファイル』として公開しています。
つまり、この『共有ファイル』に入っているファイルについては、他人は取り放題の状態になるという事になります。もちろん、そこに大事なファイルを入れている人はいないと思いますけど・・・。共有ファイルについては、追加も可能です。自分でどこが共有ファイルの場所ぐらいは確認しておきましょう。(※この確認ができない方は、P2Pソフトを使うのは危険です。最低確認できる位の知識は必要です)
ん?共有ファイルが限定されているなら、情報の流出はしないのでは?
 Winnyユーザに感染のAntinny(アンティニー)
Antinny(アンティニー)はWinnyに感染するウイルスです。最近問題の情報流出は、このウイルスからと思われます。ワームウイルスで情報を外部に送信などの活動を行うトロイの木馬型のウイルスです。
これの何が問題なの?
  • ウイルスは対策しても亜種が登場してきます。
病気のウイルスと同じように進化型が、すぐに現れます。そのため、仮にウイルスソフトを入れていても対応していないものなら、感染の恐れがあるという事になります。ウイルスソフトを導入してインターネットを楽しむのは最低限の対策ですが、万が一の心配は常にしておく必要があります。
 感染ルート
そもそも、どのようにして感染してしまうんでしょうか?ウイルスソフトを入れていなければ、ネットをつないだ時点でネットワークウイルスに感染している可能性は高いですよね。入れていなければ、上記のAntinny(アンティニー)以外のウイルスにも感染する恐れがある事をお忘れなく。
で、Antinnyですが、ファイルに含まれているようです。(現在試す環境がないので、外部情報だけですみません)つまり、ファイルのクリックやプログラムの実行などで感染するという事です。感染は『感染しました』などと表示されるわけではありませんので、すぐに感染を知る事は難しいと思います。まめにネット接続を切って、レジストリチェックなどをしていれば、あるいは早く感染をキャッチできるかもしれませんが、難しいと思います。
大事なファイルを共有ファイルに入れてないのに!
・・・これが、ウイルス感染の末路です。ウイルスは勝手にファイルをUPしてしまいます。また、共有ファイルに興味をそそるようなファイル名のファイルを公開したりして、次の感染者を誘います。
 対策方法は?
  • 大事なデータが入っているPCはネット接続から切り離す。
これが最適な方法だと思います。
  • 危険が怖ければWinnyは使わない。
Winnyに関して言えば、これが一番危険回避の方法だと思います。
 利用は自己責任で
  • 知らない人から渡されたファイルということを忘れずに
  • 著作権のあるもののやり取りは違法です
  • Winnyユーザはすべてつながっています
  • 一度漏れた情報の回収や削除は不可能に近いです
  • 故意にウイルスを配布している人もいます
「危険をゼロにして使いたいんですけど」
無理です。
ただの画像ファイルだからと油断しないで下さいね。jpegファイルなどに、プログラムやデータを埋め込む事は、簡単にできます。利用は自己責任で。また、家族とPCを共有している方は、データとレジストリ確認(感染していないかの確認)をした方がいいかもしれません。知らない間にソフト使ってたという可能性もあります。家族共有PCで大事なデータの管理は危険ですよ。
 おまけ
レジストリ
スタート→ファイル名を指定して実行→regedit と入力
これで、レジストリエディタの起動ができますが、操作の際はウイルス対策関連の駆除方法などをそのまま実行しましょう。適当にいじると、PCが2度と立ち上がらなくなる事もあるので、勝手に書き換えるのはやめましょう。
Winny使用ポート
ポートというのは、データのやり取りを行う際に使う帯域のようなものです。通常、使用するソフトや内容によってポートは振り分けられます。有名ウイルスの場合には、データの外部送信の際のポートがはっきりしているものもありますので、ウイルス対策ソフトではそのポートを塞ぐ様に設定しています。ところが、Winnyの場合はポートがインストール時にランダムに指定されるようです。そのため、ポートを塞ぐこともできないのかもしれません。
 お役立ちリンク
Winnyを使う前に。また、使っている方は必ず確認しましょう。
感染しているかどうかの確認方法や削除・対処法が掲載されています。
ウイルスソフトについては下ページを参考にして下さい。
 ニュースチェック
  • ぷららがWinny規制を5月からするようです(Winny通信を開始しようとするとネット接続を切断)
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